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妊娠時下肢静脈瘤予防

外陰部にもできる下肢静脈瘤

下肢静脈瘤は外陰部や膣に

妊娠中にはこれまでになかった体調の変化を経験します。妊娠中に下肢静脈瘤になりやすいというのも、妊娠中に直面する体調の変化の一つです。下肢静脈瘤は通常、ひざの裏やふくらはぎ、太ももに症状が現れますが、妊娠中は予想外の場所に下肢静脈瘤の症状が現れることがあるのです。

驚いたことに、妊娠中には下肢静脈瘤が外陰部や膣の中、肛門にまでできることがあります。これは、外陰部や膣、肛門などにも静脈が通っているためです。妊娠による血液の増加や、大きくなった子宮による圧迫などが原因でそれらの部位も下肢静脈瘤を発症してしまいます。肛門にできる静脈瘤を「イボ痔」、外陰部や膣にできた静脈瘤を「陰部静脈瘤」と呼びます。

陰部静脈瘤は産後1ヶ月ほどで、イボ痔は産後2、3ヶ月ほどで自然に治ることがほとんどです。それ以上の期間が経っても改善が見られないようであれば、医師に相談するようにしましょう。

特に陰部静脈瘤がある場合、自然分娩は可能なのだろうか、出産までの間に治療したほうが良いのではないかと不安に思われるかもしれません。しかし、基本的に胎児の安全のために妊娠中に静脈瘤の治療を行うことはありません。

静脈瘤があっても出血に注意しながら、自然分娩で出産することは可能です。気になるようであれば、担当の医師に相談して、治療が必要かどうかの判断を仰ぐようにしましょう。もし、医師により治療が必要だと判断された場合は、静脈に注射して静脈瘤を消してしまう方法や、手術やレーザー治療などの方法で治療することが可能です。

病院での治療を考える前に、まずは静脈瘤を予防したり、進行を遅らせたりするセルフケアを心がけるようにしましょう。実は症状を軽くするために自分でできることもたくさんあります。